日本人と欧米人におけるカボチャの違い【pumpkinとsquash】
どうも。
今日は、図書館でおじいさんに囲まれて、F. Scott Fitzgeraldの「夜はやさし」を読んでいたら、日が沈んでいた、そんな日曜日でした。
時は遡り、土曜日のこと(遡ること一日)
来たるTOEFLに向けて、英単語帳を進めていたのですが、そこであることが気になりました。
それは、"squash"という単語の説明でした。
僕が使っている英単語帳によると、(有名な出版社のものなので、使っている人も多いと思います)
squash 【名】ウリ[カボチャ]の類 とあり、その下に
同義語として、pumpkin がありました。
おそらく、私たち日本人の多くは、カボチャと言われると、pumpkin の方が先に浮かび、squashを知らないという人も多いと思います。僕もそのうちの一人でした。
しかし、pumpkin と squash の間には、色や形状、質感に違いがあります。特に、調理用として扱う時にその違いが重要なようです。(手前がpumpkin、奥がsquash)
欧米のpumpkinは、乾燥していて、実がぎっしり詰まっているので、調理すると、硬いかたまりになります。
一方、日本の八百屋で見られるカボチャは、水分を多く含み、スポンジ状なので、加熱すると粘り気が出てきます。これは、向こうではbutternut squashと呼ばれるそうです。また、これは、ハロウィンには、ジャック・オー・ランタンに使われるものです。
ハロウィンに使われているカボチャは、皮の色もオレンジなのに対して、日本で食べられているのは、緑ですよね。
僕がこの違いに気が付いたのは、アメリカ旅行中でした。ちょうどハロウィンの最中で、ジャック・オー・ランタンを見つけて、pumpkinだねと言ったら、現地の友達に訂正されたのでした。違う、それはsquashだと。
日本では、pumpkinの方はスーパーなどであまり売られてませんし、その違いが知られていないのは、文化的な要因が強いのでしょう。
このように、英単語で勉強していると、厳密には違うけど、同じ訳の単語が複数出てくるという現象がよく起こります。効率を考慮し、日本語の訳を、短い形で当てはめめた結果、このようなことが起こるのです。あくまで、辞書ではなく英単語帳なので当然のことです。
ただこのときに、神経衰弱ゲームのように「あれ、同じ意味の単語、前にもあったな?」と戻って、辞書的な意味の違いを調べると、意外な発見があったり、よりネイティブ的な使い分けができるようになるので、とてもおすすめです。
多少の面倒臭さはあれど、その分記憶に残りやすいです。
効率重視の英単語の詰め込みも良いですが、気になったものはじっくり調べてみるのはどうでしょうか。
それでは。